工事費を安く抑えるために
リフォーム費用を安く抑えたいならば、出来るだけ現状を壊さない事です。
例えば床。
前回も書いたように既存の床材をはがして張り替えようとすると、
壁の幅木、ドア枠すべてを取ったり、加工しなければならなくなります。
出た廃材の処理費用も発生します。
又、外部窓を新設するなど、外壁をいじる事も極力避けたいです。
不要になったドア等を再利用すれば有効利用はできるのですが、
寸法調整など加工が必要だと、かえって高くつく場合もあります。
これらを踏まえつつ、必要な部分を見極め、大胆に改修の計画を立てるのです。
今回のYさんの場合、当初はLDKの床と壁の改修だけの予定でした。
いくらの予算オーバーで、どこまで出来るか?
シビアな条件でのプランニングになります。
しかし、表面的な普通のリフォームでは面白くないし、
お金をかける意義もないでしょう。
Yさんに喜んでもらえ、予算も納得のできる改修の提案をしないと
工事自体が中止になりかねません。
工事に踏み切れる様な魅力的な提案をしなければなりません。
自分の儲け以前に、今改修をする事がYさんにとって価値があるのだと
確信すればこそ、この工事を実現したいと思いました。
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