不便な収納

amanafu(あまなふ)

2016年11月13日 11:44

Yさんの子供室には、それぞれ半間角の物入れが付いていました。
これがまたく生かされていません。
奥行きが深すぎるのです。
押入れの奥行きは布団以外を収納するのには不便です。
しかもベッドで寝る子供室には布団をしまう必要性が薄いです。
同じ面積ならば、半分の奥行きで幅が倍の方が、子供室にはふさわしいのです。

Yさん宅では、変に部屋の隅にこの半畳の物入れがくっついていて、
かえって家具の配置の自由をうばい、部屋を狭くしていました。
おまけに扉が折り戸の為カーペットに引っかかったり、家具にぶつかったりで、
開かずの物入れと化していました。

こんな収納はいっそのこと取ってしまいましょう。

又、玄関の下足入れも奥行きが半間あります。
さすがに棚が二列のスライド棚になっていました。
システムにお金がかかっているわりに不便で、Yさんは出し入れに苦労していました。
これも全部撤去する事にしました。
変わりに奥行きの浅い造り付けの下駄箱を作る事にしました。
デザインテイストはYさんがDIYした廊下の収納棚を参考。
収納量は半分に減ってしまいます。
その代わりに、わりと広い玄関ポーチにカントリー調の木のガーデン収納を購入設置して、
外遊びの子供の道具など、外でも支障のないものを収納します。
又、普段使いでないものは割り切って、別の場所に収納する事にしました。

これによって、玄関ホールも広くなります。

今回手を加えないのですが、寝室の納戸もかなり使い難い状態になっています。
一間の幅の両側に婚礼タンス、衣装ケースがならんでいて、その間を人が蟹歩き。
お子さんの大半の衣装は、改装で置き場所がここ以外に変わります。
空いたスペースで配置を変え、和室に収納していたお雛様などを収納する事にしました。

工事はしなくても使い方を考える事で使いやすくなる場合もあります。




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