前回説明したようにこのマンションの間取り変更は、水回りは動かすことができません。
となるといじれるのは玄関側の北側半分ということになります。
金額を抑えるためには不要な間仕切り変更もなるべくしないほうがいいでしょう。
そこで洋室(2)・和室の縦寸法を縮め、中間の収納部分を広くし、ここを暮らし方に合わせて細かく設計しようと考えました。
とにかく変更する場合、金額はいくらになるのか?概略の見積もりを出してもらうことにしました。
それがB子さんのご予算に合うのか確認しない事には判断できませんので。
基礎変更案です。↓
① 土間収納を新設
床は玄関土間とフラット(仕上げはモルタルでも可)
扉は洋室(1)のクローゼット扉を転用(下部隙間をあけて取り付ける)
② 標準品のシューズクローゼットを移動
扉の面は同じまま、洋室(1)のドア際まで移動
③ 洋室(2)のクローゼットを広いウォークインクローゼットに拡大
ハンガーパイプや扉は、標準品を転用
④ リビングドア移動
洗面脱衣室とトイレの間にドアがあるのは邪魔なので、LDKのみを仕切る位置に移動する
⑤ 廊下収納移動
洋室(2)の縮めた縦寸法に合わせ、扉や内部は標準品を転用。
⑥ 和室の板の間不要、代わりに押し入れを移動。
内部は、布団収納と仏壇にしきりたいが詳細はまだ未定。
⑦ 猫コーナー新設
手持ちの猫ゲージ収納(トイレ内蔵)
さてこの内容で見積もり依頼してから待つこと1ヶ月。
なぜこんなに待たされるのか?
先のお客様への対応を順次しているので、、、という説明。
間取り変更依頼は契約してからでないと受け付けてはもらえない。
でも、見積もり金額がわからなくては契約できない。
このジレンマの中、待つのは長く感じられます。
そしてやっと見積額を提示されたのが 9月29日。
金額は、なんとたったの21万円!@@
B子さんも耳を疑うほどの低価格でした。
・工事前だという事
・徹底して標準品を転用し、そのほかは妥協した事
タイミングとやり方がとてもうまくいったのです。
ただし、条件があります。
マンション会社からの注意点を転記します。
【注意点①】
上記、21万円の工事金額は10/19日の締切日までにご注文を頂いた場合であり、期日を過ぎてのご注文になりますと同じ工事内容でも金額が高くなる点をご注意下さいませ。
【注意点②】
添付図面の工事内容を別の工事内容に変更する場合には、10/19日の締切日を過ぎると工事内容によってはご対応出来ない場合やご対応できる場合でも締切日前より金額割高になってしまう点をご了承下さいませ。
つまり、タイムリミットが厳格にあるということです。
その間わずか二十日。
大雑把な今の変更案を細部まで検討し、変更金額も確認しながら決めてしまわなければなりません。
そして契約の決断も後二十日でしなくてはならないのです。
間取り変更依頼は契約してからでないと受け付けてはもらえない。
でも、見積もり金額がわからなくては契約できない。
マンション会社からの追加注意点です。↓
【注意点】
お見積金額が解る前にご契約手続きを行うケースは、よくあり珍しいことでございませんが、もし、ご契約後にお見積金額等がご不満でキャンセルを行う場合は手付金放棄による契約解除になってしまいます。
担当営業マンとの怒涛のメールのやり取りが始まりました。