女性がスポーツをする事

amanafu(あまなふ)

2016年11月28日 13:10

(2012年)
女性が、スポーツはおろか外出さえ許されない国がある。

パキスタン北西部、「タリバーン」の本拠地地域出身のスカッシュ選手マリア・トー・パケイさんの事を朝日新聞で目にした。



活発な少女時代、外で遊びたくて男の子の格好をしたという。

父親の計らいで引越しスカッシュの選手としての道を歩めるようになった後も、有名になるにつれタリバーンからの死の恐怖で表だってスポーツの練習はできなくなったという。

数年前にカナダに移住し、スカッシュの練習の傍ら、五輪競技に入れてもらう活動も行なっているという。

その目的は、「五輪に出ることで、スポーツをしたくてもできない女性たちを励ましたいから。」



日本でも女子がサッカーなんてと眉をひそめられていたのはそう昔のことではない。

死の恐怖と戦いながらなのとは次元が違うのだが、それでもけっして遠い国の話ではないと思う。



いつか見た中東の映画

「私が女になった日」



オムニパスの第一章、少女から女として扱われるという誕生日の1日。

それまで遊んでいた男の子とはもう一緒に遊ぶことはできなくなる。

外出にはスッポリとベールをかぶらなければならなくなる。

本来よろこばしいはずの成長の区切りが、なんと切なく描かれていたことか。



いまでも持参金の少ない嫁は殺されているのだろうか?

女子割礼の数は減っているのだろうか?

レイプされた被害者の女性の方が死刑なんて事がまだあるのだろうか?

少女奴隷は、世界中でいったいどれだけいるのだろうか?

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