2016年11月11日
子供室をどうするか?
子供部屋についてはいろいろなところから本が何冊も出ているように
語りつくせない奥の深さがあります。
Yさんの場合、今小学生が二人、幼児が二人で、
家中に子ども達のおもちゃや本、服が点在しています。
寝るも勉強するもなんとなく家族といっしょ状態です。
が、一番上のおねえちゃんが
そろそろ自分の部屋がほしいと、言い出しています。
今後成長に合わせて、個室をどう用意してあげるか?
が、大きな課題です。
問題は新築当初将来区切る子供室の数を3つと想定していた事です。
広さは18帖、ホールもあわせると4つに分割できない広さではありません。
しかし、外部窓の位置が悪い。
分割に合わせて窓を新設、あるいは変則の窓になってしまう壁にするか?
そもそもこうまでして4つに分割する必要があるのか?
Yさんが最終的に必要としている個室の数は、
夫婦それぞれの書斎、4人分の子供室の合計6つです。
しかし、当座必要なのは、夫婦各書斎とおねえちゃんの個室準備室です。
高校卒業後就職か進学によって家をでる可能性もあります。
とすると、今後確実に6人で住むのは8年から15年という事になります。
ひょっとすると15年後には夫婦だけの生活になるかもしれないのです。
その為に細かい個室に分断する工事が必要でしょうか?
又、兄弟の年齢差が上下で7歳ある為、
一番下の子が完全個室が必要になった時には、上の子が家を出ている可能性が高いのです。
だったら、子供室は3つでよいのでは?

このように時間差で考えていくと、
その時々に必要な個室の数は家族人数分ではないということになります。
又、仮に高校卒業後もすべての子が同居する事になったら、
その時に改装の二期工事をしても遅くはないのではないか?
つまり、必要な要望を今すべてかなえる必要はないのではという事です。
当座、夫の書斎はそのまま、北側の個室コーナーを妻の仕事コーナー、
フリーの南側を上の子二人の成長に合わせて家具でコーナー分けしていきます。
次に一人だけの男の子を北側の個室部分へ、
その頃には、寝室の定員が半分になるわけですから、
夫婦の書斎を夫の書斎とからめてコーナー分けします。
さて9年後、おねいちゃんが家に留まった場合、
クローゼットを個室に改修します。
この場合だけ外壁に大きな窓を付ける工事をする事になります。
最終的にすべての子供が同居する場合には一階の元和室を夫婦の寝室にしてもいいでしょう。
そのうちにいずれは結婚で独立していくでしょう。
本や服の収納については次回。