2016年11月11日
子供室をどうするか?
Y宅の場合、<寝る>は、現在の家族全員から、順次一人寝に移行していきます。
一人寝といってもまだ完全な個室では寂しいです。
そこでフリースペースを家具やつい立などで区切り、
気配の感じられるベッドコーナーを用意してあげる計画です。
その際、まだ早い下の子のベッドも同時に用意し、
時々は姉妹で寝るなど、一人寝の訓練ができるように考えました。
又、カバーをかけておけば、昼間はデイベッドとして子供スペースの中で有効に使う事もできます。
<勉強する>は、現在はダイニングテーブルでしています。
時々はお友達もやってきて、一緒にしています。
これがいつまで続くのかは正直分かりません。
上の子は下の子に邪魔されない静かなところで勉強がしたい気持ちはあるものの、
たった一人で2階でするつもりもありません。
そこで以前提案した和室の改装後の置き畳が活きてくるのです。
旦那様も2階に専用の書斎があるにもかかわらず、リビングに書類を広げて仕事をなさるのだとか。
奥さんはこれが散らかって気になっていました。
改修後の和室は以前ほど閉鎖的ではないので、ここが使えると思うのです。
洗濯物のコーナーはカーテンなどで目隠しします。
完全に個室で勉強するのは受験勉強の時期ではないでしょうか?
最近の受験問題は暗記型から考えるものに変わってきたとききます。
その為家族で会話しながら勉強していた方が、
情報収集や考え方の成長にはよいという人もいます。
もちろん子供の個性もありますので、それぞれもお宅で決めていかれたらと思います。
<収納>は主に勉強などの本、洋服、おもちゃなどがあります。
Yさんは、今回の改装にあたって、できるだけLDが散らからないようにしたいと希望されました。
勉強を一階でやるとなると、ある程度の道具は一階に収納しなくては不便です。
又、現在もかばん類は一階に収納してあり、日々の仕度、確認を一階でしています。
そこで、ダイニングの外壁側に収納を兼ねたカウンターを設置する事にしました。
子供の洋服は改装後の和室に収納し、季節物も上部の棚に上げてしまいます。
この子供4人分各々のクローゼットは造り付けず、
将来2階の子供コーナーが個室化していくのに伴い2階に移動できるように考えました。
つまりいずれこの元和室からは子供服のの収納がなくなるわけです。
しかし、仕分けなどの一時置き場は必要でしょう。
Yさんは各々の服の管理は子供自身にやらせたいと考えていますし、
その為には、それがやりやすいように計画してあげたいです。
おもちゃは基本的に下には置かず、二階の子供コーナーにしまいます。
幼児のおもちゃはLDの収納カウンターにしまいます。
Yさんは来春から仕事に復帰する為、
仕事と家事と4人の子供の面倒をこなさなければなりません。
子供たちの行動の様子と家事のしやすさを考慮して、
今回は現状の子供のパターンに合わせたプランにしました。
教育方針に子供を合わせるというプランのやり方もあります。
つまり、何歳になったら一人寝をさせ、勉強も個室でさせるというように。
いずれの場合も幼児期後半ぐらいから、子供は一人で籠もれる場所をほしがるようになります。
リビングの一角などに低く囲った子供のコーナーを作ってあげると、
それだけで自分の場所が出来たと喜びます。
子供室はなにもドアがついた部屋じゃなくてもいいのだと思います。