2016年11月14日
食器棚兼カウンター

既存の食器棚は一間もありますが、高さや扉の開き具合が車椅子ですと使いにくいです。
又、作業カウンターも高すぎて使いづらいです。
奥行きも深すぎます。
そこですべてを撤去し、車椅子にあったものを造ることにしました。
家具工事の場合、コストがかかるのは扉、特にガラス扉は高いので、取り外した既存のガラス扉を転用する事にしました。
カウンター下の引き出し収納は、無印良品のポリ収納ケースを組み込む事にしました。
同じものでそろえると統一した美しい仕上がりになると思います。
カウンター下にはごみ容器も置く予定です。
大工工事はあまり細かく造りこまず、使いながら工夫して作っていける余地を残しました。
その方が必要に応じて変えていけますから。
おき場所がなく、LD部分にはみ出していた冷凍庫も場所を変えた冷蔵庫と並べて置けるようにしました。
車椅子では高いところには手が届かず、奥行きも浅いほうが便利です。
その分、収納容量は減ってしまいますが、適材適所の収納を考える事で利便性を高めるようにしました。
キッチンの設計はとても難しく細かい仕事ですが、それ以上に車椅子で動きやすく使いやすく考える事は、車椅子を使った事がない者にとって非常に難しい作業でした。