2016年11月14日
工事着工!!
壁をはがして現れる問題の数々!
取り除く予定の壁の内部に筋交いが!
おまけに柱は屋根を支えてる!
いまさら残すわけにはいかぬ。
キッチン移動で配管移動、なのに間に土台が横たわる!
電気配線おろす壁がない。
造作キッチンの足が違うよ。 。。。(≧≦)。。。。
さあどうする。
取り除く予定の壁の内部に筋交いが!
おまけに柱は屋根を支えてる!
いまさら残すわけにはいかぬ。
キッチン移動で配管移動、なのに間に土台が横たわる!
電気配線おろす壁がない。
造作キッチンの足が違うよ。 。。。(≧≦)。。。。
さあどうする。
2016年11月14日
食器棚兼カウンター

既存の食器棚は一間もありますが、高さや扉の開き具合が車椅子ですと使いにくいです。
又、作業カウンターも高すぎて使いづらいです。
奥行きも深すぎます。
そこですべてを撤去し、車椅子にあったものを造ることにしました。
家具工事の場合、コストがかかるのは扉、特にガラス扉は高いので、取り外した既存のガラス扉を転用する事にしました。
カウンター下の引き出し収納は、無印良品のポリ収納ケースを組み込む事にしました。
同じものでそろえると統一した美しい仕上がりになると思います。
カウンター下にはごみ容器も置く予定です。
大工工事はあまり細かく造りこまず、使いながら工夫して作っていける余地を残しました。
その方が必要に応じて変えていけますから。
おき場所がなく、LD部分にはみ出していた冷凍庫も場所を変えた冷蔵庫と並べて置けるようにしました。
車椅子では高いところには手が届かず、奥行きも浅いほうが便利です。
その分、収納容量は減ってしまいますが、適材適所の収納を考える事で利便性を高めるようにしました。
キッチンの設計はとても難しく細かい仕事ですが、それ以上に車椅子で動きやすく使いやすく考える事は、車椅子を使った事がない者にとって非常に難しい作業でした。
2016年11月13日
2016年11月11日
キッチントップ

キッチンメーカーの車椅子対応既製キッチン台は高価ですし、バリエーションもとても少ないです。
まして今回はご夫婦とも車椅子で共同で作業をしたいという事なので造作することにしました。
流行のオープンな脚台だけ大工工事とし、天板のみ特注する事にしました。
希望は、フラットの一枚板(アイルランドタイプ)で、
奥行きが80cm(作業+カウンター)x2、8m、ステンレスシンク付き。
人造大理石でこのサイズだと天板だけで30万以上します。
60センチの奥行きだと20万ぐらいですがフラットではなく水切りの立ち上がりがある形しかありません。
1cmほどの極わずかな立ち上がりではありますが、迷った末却下しました。
ステンレスなら安いと思ったのですが、施工会社で用意できるのは人石と大して変わりません。
これには困りました。
予算が大幅にオーバーしてしまいます。
いろいろ調べた末、ネットで見つけたキッチン販売会社に特注品を注文する事にしました。
ハーツ東海 http://www.art-heart.com/mailorder.html
ステンレスは自由に加工してもらえ、シンクも好みのものが選べ、人石よりほぼ半値でできます。
コンロ、シンクの寸法は、下に収めたいものがあるため最新の注意で慎重に決めました。
1センチ単位の微調整でした。
キッチントップの種類を何にするか?
人造大理石は、傷に強く(が、しみがつく場合もあり)、耐水性はあるものの、熱には若干弱く、熱い鍋など直接置かないなどの気配りが必要です。
ステンレスの方は耐熱性もありますが傷が目立つ場合も。(目立たない表面加工仕上げもあり)
お手入れはステンレスの方が若干簡単だと思いました。
私の印象だと、お手入れと言うより日々の使い方に気を使わなくてよいのはステンレスではないかと思います。
価格と性能を考え、今回はステンレスになりました。
性能的にはどちらも冷たい触感なので、カウンター部は天然木に変更し、全体でフラットに繋がる形にしました。
注文のステンレスキッチントップの幅を60cmにおさえた事で送料も安く抑える事ができました。
2016年11月11日
計画

今回の計画をまとめてみました。
問題点 : (図面参照)
・キッチン台の高さが高く、又、流しの下しか開けることができなかったので、
車椅子で調理全般の作業をするのに支障がある。
・キッチン台の前の食卓との対面開口部の下枠が高く、
車椅子では食堂側から配膳や片付けができない。
又、奥様の腕の具合が悪くなったため、台所からも配膳ができなくなった。
・収納棚のカウンターの高さが高く、車椅子では配膳や食品の管理などに支障がある。
・キッチンの通路幅が狭く、車椅子での作業、車椅子同士のすれ違いに支障がある。
・食器棚の扉が上下とも開き戸の為、車椅子では取り出しにくい。
解決策 : (図面参照)
*1 キッチン台の下をすべて開放し、車椅子でも左右に自由に動ける様にする。
キッチン天板の高さも低くし作業がしやすい様にする。
又、フラットな天板にする事で、食堂側からの作業もしやすくする。
*2 収納カウンターの高さを低くすると共に
車椅子で手の届く範囲を考慮した収納計画(適材適所、スライド式等)で、
車椅子での作業がしやすい様にする。
*3 コンロをIHにし、車椅子での調理の安全性を確保する。
*4 通路幅を充分取り、車椅子同士のすれ違い、共同作業がしやすい様にする。
寸法はなんども実際に車椅子で動いてもらい、慎重に決めました。
2016年11月11日
イントロダクション

↑一般のキッチンの流し前扉を取り外して対応
Tさんの奥様は最近腕の具合が悪く、旦那様が洗物を手伝ってくれるようになりました。
しかし、旦那様は車椅子をお使いなので、今まで使っていた一般的な流し台では作業ができません。
そこで流し前の扉を取り外し、加工してなんとか対応していました。
奥様もそろそろ車椅子の使用を考え始め、思い切って夫婦二人で使えるような
‘車椅子対応型へのキッチンリフォーム’ を検討する事になりました。