2016年11月18日
概略見積もり
前回説明したようにこのマンションの間取り変更は、水回りは動かすことができません。
となるといじれるのは玄関側の北側半分ということになります。
金額を抑えるためには不要な間仕切り変更もなるべくしないほうがいいでしょう。
そこで洋室(2)・和室の縦寸法を縮め、中間の収納部分を広くし、ここを暮らし方に合わせて細かく設計しようと考えました。
とにかく変更する場合、金額はいくらになるのか?概略の見積もりを出してもらうことにしました。
それがB子さんのご予算に合うのか確認しない事には判断できませんので。
基礎変更案です。↓

① 土間収納を新設
床は玄関土間とフラット(仕上げはモルタルでも可)
扉は洋室(1)のクローゼット扉を転用(下部隙間をあけて取り付ける)
② 標準品のシューズクローゼットを移動
扉の面は同じまま、洋室(1)のドア際まで移動
③ 洋室(2)のクローゼットを広いウォークインクローゼットに拡大
ハンガーパイプや扉は、標準品を転用
④ リビングドア移動
洗面脱衣室とトイレの間にドアがあるのは邪魔なので、LDKのみを仕切る位置に移動する
⑤ 廊下収納移動
洋室(2)の縮めた縦寸法に合わせ、扉や内部は標準品を転用。
⑥ 和室の板の間不要、代わりに押し入れを移動。
内部は、布団収納と仏壇にしきりたいが詳細はまだ未定。
⑦ 猫コーナー新設
手持ちの猫ゲージ収納(トイレ内蔵)
さてこの内容で見積もり依頼してから待つこと1ヶ月。
なぜこんなに待たされるのか?
先のお客様への対応を順次しているので、、、という説明。
間取り変更依頼は契約してからでないと受け付けてはもらえない。
でも、見積もり金額がわからなくては契約できない。
このジレンマの中、待つのは長く感じられます。
そしてやっと見積額を提示されたのが 9月29日。
金額は、なんとたったの21万円!@@
B子さんも耳を疑うほどの低価格でした。
・工事前だという事
・徹底して標準品を転用し、そのほかは妥協した事
タイミングとやり方がとてもうまくいったのです。
ただし、条件があります。
マンション会社からの注意点を転記します。
【注意点①】
上記、21万円の工事金額は10/19日の締切日までにご注文を頂いた場合であり、期日を過ぎてのご注文になりますと同じ工事内容でも金額が高くなる点をご注意下さいませ。
【注意点②】
添付図面の工事内容を別の工事内容に変更する場合には、10/19日の締切日を過ぎると工事内容によってはご対応出来ない場合やご対応できる場合でも締切日前より金額割高になってしまう点をご了承下さいませ。
つまり、タイムリミットが厳格にあるということです。
その間わずか二十日。
大雑把な今の変更案を細部まで検討し、変更金額も確認しながら決めてしまわなければなりません。
そして契約の決断も後二十日でしなくてはならないのです。
間取り変更依頼は契約してからでないと受け付けてはもらえない。
でも、見積もり金額がわからなくては契約できない。
マンション会社からの追加注意点です。↓
【注意点】
お見積金額が解る前にご契約手続きを行うケースは、よくあり珍しいことでございませんが、もし、ご契約後にお見積金額等がご不満でキャンセルを行う場合は手付金放棄による契約解除になってしまいます。
担当営業マンとの怒涛のメールのやり取りが始まりました。
となるといじれるのは玄関側の北側半分ということになります。
金額を抑えるためには不要な間仕切り変更もなるべくしないほうがいいでしょう。
そこで洋室(2)・和室の縦寸法を縮め、中間の収納部分を広くし、ここを暮らし方に合わせて細かく設計しようと考えました。
とにかく変更する場合、金額はいくらになるのか?概略の見積もりを出してもらうことにしました。
それがB子さんのご予算に合うのか確認しない事には判断できませんので。
基礎変更案です。↓

① 土間収納を新設
床は玄関土間とフラット(仕上げはモルタルでも可)
扉は洋室(1)のクローゼット扉を転用(下部隙間をあけて取り付ける)
② 標準品のシューズクローゼットを移動
扉の面は同じまま、洋室(1)のドア際まで移動
③ 洋室(2)のクローゼットを広いウォークインクローゼットに拡大
ハンガーパイプや扉は、標準品を転用
④ リビングドア移動
洗面脱衣室とトイレの間にドアがあるのは邪魔なので、LDKのみを仕切る位置に移動する
⑤ 廊下収納移動
洋室(2)の縮めた縦寸法に合わせ、扉や内部は標準品を転用。
⑥ 和室の板の間不要、代わりに押し入れを移動。
内部は、布団収納と仏壇にしきりたいが詳細はまだ未定。
⑦ 猫コーナー新設
手持ちの猫ゲージ収納(トイレ内蔵)
さてこの内容で見積もり依頼してから待つこと1ヶ月。
なぜこんなに待たされるのか?
先のお客様への対応を順次しているので、、、という説明。
間取り変更依頼は契約してからでないと受け付けてはもらえない。
でも、見積もり金額がわからなくては契約できない。
このジレンマの中、待つのは長く感じられます。
そしてやっと見積額を提示されたのが 9月29日。
金額は、なんとたったの21万円!@@
B子さんも耳を疑うほどの低価格でした。
・工事前だという事
・徹底して標準品を転用し、そのほかは妥協した事
タイミングとやり方がとてもうまくいったのです。
ただし、条件があります。
マンション会社からの注意点を転記します。
【注意点①】
上記、21万円の工事金額は10/19日の締切日までにご注文を頂いた場合であり、期日を過ぎてのご注文になりますと同じ工事内容でも金額が高くなる点をご注意下さいませ。
【注意点②】
添付図面の工事内容を別の工事内容に変更する場合には、10/19日の締切日を過ぎると工事内容によってはご対応出来ない場合やご対応できる場合でも締切日前より金額割高になってしまう点をご了承下さいませ。
つまり、タイムリミットが厳格にあるということです。
その間わずか二十日。
大雑把な今の変更案を細部まで検討し、変更金額も確認しながら決めてしまわなければなりません。
そして契約の決断も後二十日でしなくてはならないのです。
間取り変更依頼は契約してからでないと受け付けてはもらえない。
でも、見積もり金額がわからなくては契約できない。
マンション会社からの追加注意点です。↓
【注意点】
お見積金額が解る前にご契約手続きを行うケースは、よくあり珍しいことでございませんが、もし、ご契約後にお見積金額等がご不満でキャンセルを行う場合は手付金放棄による契約解除になってしまいます。
担当営業マンとの怒涛のメールのやり取りが始まりました。
2016年11月17日
どちらのタイプ?
A・Bどちらのタイプにしたらいいのか?
販売時期ということも関係していました。
今回マンション会社の経営事情から販売の時期を三段階にずらしています。
すでに第一販売は完売となっていました。
これは大きなタイプと高層階のみで、B子さんの検討中のタイプは当てはまりません。
今第二期の販売受付中なのですが、これもB子さんの欲しい内容ではありません。
B子さんが狙っている物件はいずれも第三期の販売になります。
さてここで問題が一つ。
現在着工が始まり基礎から順番に立ち上がっています。
工程の都合で間取り変更が可能な時期にはタイムリミットがあります。
早く契約したほど、上層階ほどそのリミットは遅くてもいいことになります。
ですから、すでに購入した人は十分まだ低価格での間取り変更は可能ですが、購入が遅くなると間取り変更は不可能かできてもお金がかかる可能性があるのです。
さらに購入検討の物件の第三期販売を待っていると、その時期によってははじめから間取り変更が不可になるかもしれないリスクがあるのです。
第二期でまだ未定なのは9階以上であり、B子さんは8階以上の高層階は望んではいません。
マンションの価格は同じタイプでも上に行くほど価格が高くなるシステムです。
望まない階を割高で購入するのはためらいがあります。
迷った末、はじめのターゲットの物件販売の第三期販売開始を待つことにしました。
人気があると抽選で購入すらできないともききましたので、もう縁があるかないかに任せることにしたのです。
そんな時突然、売約済だった希望階のBタイプにキャンセルが出たと営業担当から連絡がありました。
買う!
これは買いでしょう。
話が具体的に動き出しました。
販売時期ということも関係していました。
今回マンション会社の経営事情から販売の時期を三段階にずらしています。
すでに第一販売は完売となっていました。
これは大きなタイプと高層階のみで、B子さんの検討中のタイプは当てはまりません。
今第二期の販売受付中なのですが、これもB子さんの欲しい内容ではありません。
B子さんが狙っている物件はいずれも第三期の販売になります。
さてここで問題が一つ。
現在着工が始まり基礎から順番に立ち上がっています。
工程の都合で間取り変更が可能な時期にはタイムリミットがあります。
早く契約したほど、上層階ほどそのリミットは遅くてもいいことになります。
ですから、すでに購入した人は十分まだ低価格での間取り変更は可能ですが、購入が遅くなると間取り変更は不可能かできてもお金がかかる可能性があるのです。
さらに購入検討の物件の第三期販売を待っていると、その時期によってははじめから間取り変更が不可になるかもしれないリスクがあるのです。
第二期でまだ未定なのは9階以上であり、B子さんは8階以上の高層階は望んではいません。
マンションの価格は同じタイプでも上に行くほど価格が高くなるシステムです。
望まない階を割高で購入するのはためらいがあります。
迷った末、はじめのターゲットの物件販売の第三期販売開始を待つことにしました。
人気があると抽選で購入すらできないともききましたので、もう縁があるかないかに任せることにしたのです。
そんな時突然、売約済だった希望階のBタイプにキャンセルが出たと営業担当から連絡がありました。
買う!
これは買いでしょう。
話が具体的に動き出しました。
2016年11月12日
コンセプト図
このマンションのタイプは、専有面積の広さの違2LDK~4LDKの間取りのバリエーションがあります。
B子さんは単身者ですし、予算も低く抑えたいため、狭い二つのタイプで検討することにしました。
そのAタイプとBタイプの間取りです。

一番大きな違いは和室の位置ですね。
Aタイプは、バルコニーに面して和室とリビングが並んでいるタイプ。
Bタイプは、LDKが全面バルコニーに面していて、和室は中間にあります。
さてどちらの間取りがB子さんにふさわしいでしょうか?
B子さんの希望事項を元に間取りの変更案を考えてみましょう。
・LDK+仕事コーナー
・寝室+広いウォークインクローゼット
・広い納戸
・客用寝室と仏間を兼ねた和室
・どこかに猫コーナー(トイレと猫ゲージ)
・玄関に土間収納
・パソコン・仕事コーナー(大量の本の収納)
これらの要望を満たした部屋の関係を表したものをコンセプト図といいます。 ↓

検討マンションの間取りは、北共有廊下側の玄関から中廊下を通ってベランダ側のLDKに至るプランです。
マンションの間取り変更には制約があり、上下階を貫くパイプスペースは絶対に動かせません。
水回りの移動も極力しないほうが無難です。
排水勾配を考慮した若干の移動は大規模リフォームなどで、不可能とはかぎりません。
でも今回の新築前における変更では、不可であるとこのマンションメーカーからもらいました。
もしできるとしたら、購入後自治組合に許可をもらうという手順を踏めば可能性はあるかもしれないということでした。
でもそれでは一旦造った室内を壊して造り直すため、安価に間取り変更はできません。
ということで、今回は設備廻りは動かさないという前提で考えることにしました。
2016年11月12日
マンション購入作戦開始
知人からマンションの購入について相談を受けました。
相談者は独身女性で仕事は安定しており、そろそろ落ち着いた住まいを購入してもいい頃だと考えています。
また、猫を飼っているため、賃貸ではなにかと不都合もあるのだとか。
彼女を仮にB子さんと呼ぶことにしましょう。
当初B子さんは中古マンションを探していました。
一般に単身者用マンションの間取りは狭いので、ファミリー向けの何LDKかの物件を多少リフォームして住みたいと考えていました。
この費用も予算に含めなければならないため、新築物件の価格では予算オーバーだと考えました。
ところが、当地の中古マンションは、ペット可の物件が極めて少なく、時たま出るペット可の物件は何がしか躊躇する箇所があり、なかなかいい物件に巡り会えませんでした。
そこで私は戸建ても候補にしてはと提案してみました。
当地では土地の相場はそう高くはありません。
そこにこじんまりとした家を建てても新築マンションより安い場合もありますので。
でもB子さんは、戸建で一人暮らしは嫌なのだそうです。
それもわかります。
防犯面・恒常的メンテナンスや補修・長期的老朽化など、、、
単身者でフルタイムで働きながら家を維持するのは大変なことです。
マンションならお金を払ってすべておまかせでOKですから。
B子さんにとって、購入するならマンションなのです。
B子さんは、数年前からマンション情報に目を通しながら、いくつか見にも行ったのですが、なかなかこれといった物件に巡り会えませんでした。
また、仕事が忙しくなったり個人的な事情ができたりと、購入意欲に波があり、今ひとつ実現に結びつかないまま今にいたっていました。
ここ最近また事情が変わり、購入意欲が出てきて物件を探し始めていました。
そんなとき希望していた地区内で新築マンション建設の情報を知ったのです。
マンションメーカーは、当地では中堅で人気もあり、B子さんも気に入っているシリーズのマンションでした。
この物件はこれから新築工事に入るため、今なら安い追加金で間取りの変更工事が可能なのです。
とてもいいタイミングで巡りあった物件であり、B子さんのマンション購入計画は俄然現実的になり、私が間取りの相談を受けたというわけです。
相談者は独身女性で仕事は安定しており、そろそろ落ち着いた住まいを購入してもいい頃だと考えています。
また、猫を飼っているため、賃貸ではなにかと不都合もあるのだとか。
彼女を仮にB子さんと呼ぶことにしましょう。
当初B子さんは中古マンションを探していました。
一般に単身者用マンションの間取りは狭いので、ファミリー向けの何LDKかの物件を多少リフォームして住みたいと考えていました。
この費用も予算に含めなければならないため、新築物件の価格では予算オーバーだと考えました。
ところが、当地の中古マンションは、ペット可の物件が極めて少なく、時たま出るペット可の物件は何がしか躊躇する箇所があり、なかなかいい物件に巡り会えませんでした。
そこで私は戸建ても候補にしてはと提案してみました。
当地では土地の相場はそう高くはありません。
そこにこじんまりとした家を建てても新築マンションより安い場合もありますので。
でもB子さんは、戸建で一人暮らしは嫌なのだそうです。
それもわかります。
防犯面・恒常的メンテナンスや補修・長期的老朽化など、、、
単身者でフルタイムで働きながら家を維持するのは大変なことです。
マンションならお金を払ってすべておまかせでOKですから。
B子さんにとって、購入するならマンションなのです。
B子さんは、数年前からマンション情報に目を通しながら、いくつか見にも行ったのですが、なかなかこれといった物件に巡り会えませんでした。
また、仕事が忙しくなったり個人的な事情ができたりと、購入意欲に波があり、今ひとつ実現に結びつかないまま今にいたっていました。
ここ最近また事情が変わり、購入意欲が出てきて物件を探し始めていました。
そんなとき希望していた地区内で新築マンション建設の情報を知ったのです。
マンションメーカーは、当地では中堅で人気もあり、B子さんも気に入っているシリーズのマンションでした。
この物件はこれから新築工事に入るため、今なら安い追加金で間取りの変更工事が可能なのです。
とてもいいタイミングで巡りあった物件であり、B子さんのマンション購入計画は俄然現実的になり、私が間取りの相談を受けたというわけです。